お久しぶりです。いつの間にか8月は過ぎ去り9月中旬になっていました。
気温もすっかり落ち着き、秋らしくなってきましたね。
さてさて、そんな今日この頃ですが、久しぶりにタロット関連の本を購入して読みました。先週買ってもう2回読みました。私がもともと考えていたことに対して、しっくりくる内容だったのですぐ2回読めてしまいました。
思考ツ―ルとしてのタロット
Amazonでみつけてタイトルに惹かれて購入したのですが、有名な方の有名な本のようですね。そういえばTwitterのフォロワーさんが以前この本についてツイートしていたかもしれない。
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もともと講演したものを書籍にまとめたようですね。たくさんのイラストと語り口調でさくさく読めました。電子書籍を購入したのですが、紙の方はオリジナルカード(大アルカナ22枚)セットもあるようですね。
個人的には好きではないデザインですが、わかりやすそうだなと思いました。
(本の中で画像付きで紹介されています)
「当たる」ではなく「思い当たる」
「思い当たる」というのが思考ツールとしてのタロットのテーマでした。詳しくは書籍を読んでみてください。
失せもの占いをするときなんかは、本当に「思い当たるため」に占いをしてると思っていたので、それそれ!!!!それが言いたかったんだよね!!!と何回も頷きながら読みました。笑
タロットからキーワードを読みとり、キーワードを元に自分の行動を振り返ることで思い当たるんです。何もない状態で振り返るよりも、キーワードというヒントがあることでずっと振り返りやすくなります。

「師匠」と「魔獣」をつくる
そして面白かったのが、「師匠」と「魔獣」をつくるという提案です。
師匠、さらに魔獣なんて(思考ツールから離れてうさん臭いな)と最初思ったのですが、読み進めていくとこれは面白い。自分の中に2つの存在を作り出し、日々会話してみようという試みです。
形ないものと会話するなんてタルパみたい。タルパは自分で創り出すけれど、「師匠」と「魔獣」は大アルカナを引いて決めます。カードで決めることである程度のキャラクターがきまりますね。
ちなみに私の「師匠」は「月」、「魔獣」は「女教皇」になりました。
私の「師匠」:月

神秘的で満ち欠けする不安定な月。不安定な師匠って…。笑
移ろい易く不安定でふわふわもやもや不安な様子。なんだか今の自分のことを言われているようだと思いました。
私の「魔獣」:女教皇

知性と理性をもち穢れなき女教皇。勤勉な反面、冷たくて静かで緊張感がありますね。
「師匠」と「魔獣」と毎日話す
「師匠」と「魔獣」が決まったら、その「師匠」と「魔獣」が好きそうな話題を毎日話しかけるんだそうです。話しかけるといっても実在はしないから、寝る前やほっと一息ついたコーヒーブレイクなんかに脳内会議するイメージですね。
私の「師匠」には「もやもやしてること」や、「今こんなことを不安に思っている」ということを話しています。「魔獣」にはまだ殆ど話しかけていませんが、「黒か白か迷ったこと」や「精神的なこと」「志」を話していけばいいのかなと思っています。
う~ん…すぴすぴした話になってしまったので言い換えると、
カードによって決めた2つの「お題」について「毎日振り返ってみよう」ということですね。「お題=師匠/魔獣」があることで、何気ない毎日が振り返りやすくなります。
そして「お題」を「師匠」「魔獣」と擬人化することでなんだか楽しくなって続けやすくなるといったところでしょうか。
「毎日、自己について振り返り、自分との対話を密にしましょう」と言われるよりも「毎日、自分の中に潜む魔獣と会話をしましょう」と言われたほうが断然印象に残るし、取り掛かる人が多そうですね。
自己占いをどんどんしていこう!
自分を占うことについては諸説ありますが、タロットという道具を使って自己分析を上手にしていこうという内容でした。
- カードを引くことで思い当たる
- 自分の本当の想いを認識するきっかけになる
占いジプシーさんにこそ読んでみてほしいなあ。(でもそういう人は都合よく解釈しちゃってだめなのかな?)
神秘的な存在を掲げてあれこれいう占いよりも、私は思考整理として占いを提案していきたいのでとても納得できる内容でした。
最後に、神秘的なお話を否定するつもりはありませんし、私も大好きです。でも神秘的な力がなくても占いを取り入れることもできるよっていう本でした。
大好きな1冊になりました\( ‘ω’)/